391
0
0

20190329オープンCAE講習会@富山 事前準備 (ver.20190324)

Published at March 11, 2019 11:43 a.m.
Edited at March 26, 2019 10:07 a.m.

トレーニング環境について

  • 講習会では,ご持参いただいたノートPCを利用して,シミュレーションソフトOpenFOAM v6 のソースコードの確認,および,コンパイルを実施します.

  • ご用意いただくノートPCでは,下記の作業が実施できることが必要です。

    1. C++言語で作成したプログラムがコンパイルできること
    2. OpenFOAM v6 を利用したプログラムがコンパイルできること
  • 上記の作業が実施できる仮想マシンを配布いたします.この仮想マシンをご自身のノートPCにインポートし,動作が確認できれば,トレーニング環境の準備が完了となります。

  • 配布する仮想マシンをご利用の場合,講習会当日までに完了していただく必要のある作業は,次の通りです.仮想マシン等の作業に不慣れな場合,時間がかかることがあります.早めに作業していただき,不明点等はお問い合わせください.

    1. ノートPCのスペックを確認する
    2. ノートPCに仮想環境ソフトウェア Virtualboxをインストールする(インストール済みの場合は最新版にアップデートする。)
    3. 講習用仮想マシン アプライアンスをダウンロードする
    4. ダウンロードした講習用仮想マシン アプライアンスをVirtualboxにインポートする
    5. インポートした仮想マシンが起動することを確認する
    6. いずれかのステップで問題が発生した場合には,問合せ先にメールで相談する
  • 上記1~6の作業の詳細は,下記をご覧ください。

  • 配布する仮想マシンを使用せず,独自に環境を構築される場合には,OpenFOAM v6がコンパイル可能であることをご確認ください。確認方法については,下記 OpenFOAM v6がコンパイルできることの確認 をご覧ください.

ノートPCのスペック等について

  • ノートパソコンを持参ください.トレーニングは,ご持参いただいたノートPCを使用して実施いたします.ノートPCの推奨環境は以下の通りです.
    • CPU: Pentium4以上 (64bit対応のCPU)
    • OS: Windows 7以降(CPUが64bit対応であれば,OSは32bit版でも可),または MacOS X 10.5以降
    • RAM: 2GB以上
    • 空きディスク容量:25GB以上推奨(20GB以下では,外付けディスクを併用するなどが必要.)
    • 空きUSBポート: 1つ以上
    • マウス: ParaViewの操作のために外付けのホイールボタン付きマウスを持参されることをお勧めします.
    • VirtualBoxやVMWare等の仮想環境ソフトウェアが動作すること,または,USB起動ができること.(必ず,動作することを確認してください.インストールしたが動かない場合には,事前にご相談ください.)
    • 所属先や自宅でネットワークに接続し,事前に提供するファイル等をダウンロードできること.
    • 次の情報をご確認ください.
      • OSの管理者権限のあるユーザのパスワード
      • BIOS設定方法(パスワード設定時はそのパスワード.起動ディスクの順序を変更しUSB外付けメディアから起動できるようにする.仮想化技術(Intel Virtual TechnologyやAMD Virtualization)を有効にする.)

ノートPCの事前準備

  • ノートPCに,Oracle Virtualbox をインストールして,動作することを確認してください.

    • Oracle Virtualbox は,下記から取得可能です。
    • Virtualbox は,ライセンス GNU General Public License (GPL) version 2 で提供されるオープンソースソフトウェアです.自由に使うことができます.
    • Virtualbox以外の仮想マシン環境(VmWare)でも利用可能です.ただし,VmWare Player は個人的利用以外には使えません.企業活動でのご利用については,ライセンスをご確認ください.
  • 講習用仮想マシンを作成しました.仮想マシンのアプライアンス(Open Virtualization Format Archive形式 OVF1.0 拡張子 .ova)を配布いたします.事前に下記の作業を実施し,持参ノートPCに講習環境を構築してください.

    • 下記アドレスからファイル「Xubuntu1804-OCAE2019-01.ova」をダウンロードする.(ファイルサイズは約4GB)
    • VirtualBoxを起動し,「ファイル」メニューから,「仮想アプライアンスのインポート」を選択する。先にダウンロードした Xubuntu1804-OCAE2019-01.ova ファイルを選択して,インポートを実施する。(仮想マシンが作成されます。12GB程度のディスク容量が必要です。)
    • 作成された仮想マシンが起動することを確認する。(仮想マシンの ユーザ名:user  パスワード:user)
    • その仮想マシンの設定などについては,デスクトップに配置した AboutThisMachine.md ファイルをご覧ください。OpenFOAM v6 がインストールされています。使用時には,端末から of6 と入力して実行することで,OpenFOAMの環境が読み込まれます。
    • 上記の仮想マシン アプライアンスは,Windows,Mac,Linux等の各OS上の仮想環境からインポート可能です.
  • すでにOpenFOAMをご利用の方で,独自に OpenFOAM v6 の環境を用意できる方は,それをお使いいただいて結構です.ただし,下記の作業などによって,OpenFOAM v6 がコンパイルできることをご確認ください.

OpenFOAM v6がコンパイルできることの確認

OpenFOAM v6 の設定が有効な端末から,下記コマンドを順に実行してください.OpenFOAM標準ソルバのicoFoamをコピーし,myIcoFoamという名前に変更し,コンパイルおよび計算実行をするものです.(講習会用に配布する仮想マシンをご利用の際は,端末上で of6 というコマンド(エイリアス)を実行することで,OpenFOAM v6 の設定が有効となります。)

myIcoFoamというソルバが実行され,エラーなく計算が完了することをご確認ください.

mkdir -p $WM_PROJECT_USER_DIR/solvers

cp -r $WM_PROJECT_DIR/applications/solvers/incompressible/icoFoam $WM_PROJECT_USER_DIR/solvers/myIcoFoam/

cd $WM_PROJECT_USER_DIR/solvers/myIcoFoam/

mv icoFoam.C myIcoFoam.C

sed -i -e 's/icoFoam/myIcoFoam/g' ./Make/files

sed -i -e 's/FOAM_APPBIN/FOAM_USER_APPBIN/g' ./Make/files

wmake

cp -r $FOAM_TUTORIALS/incompressible/icoFoam/cavity/cavity/ $FOAM_RUN/cavity

run

cd cavity

blockMesh

myIcoFoam

[追記] クリップボードの共有や,共有フォルダの設定方法

仮想マシンとホストマシン(ノートPC)との間でコピペを有効にしたり,ファイルを共有するためには,仮想マシンの設定を変更する必要があります。下記リンク先を参照のうえ,設定をご確認ください。

LINK:クリップボードの共有や,共有フォルダの設定方法

講習用教材の配布

  • 準備中です。3/25(月)に連絡予定です。電子ファイルでの配布となります。必要な方は,ご自身で印刷をお願いします。
  • C++講習については,GitHubの講習内容をご参照ください。

会場に関する注意

  • 会場では,WiFi接続は用意することができません。悪しからずご了承ください。

ご質問など 問合せ先

  • 講習会の準備について,ご質問がございましたら, opencae2019toyama@googlegroups.com へお寄せください.

  • Googleドライブを利用して,ファイルを配布いたします.Googleドライブにアクセスできない等の問題がございましたら,opencae2019toyama@googlegroups.com へお知らせください.

変更履歴

  • 2019年3月24日 共有フォルダに関する設定を追記
  • 2019年3月22日 教材・会場注意について追記
  • 2019年3月19日 仮想マシンでのof6エイリアスについて追記
  • 2019年3月11日 初版

関連情報へのリンク